うさぎやすぽんへ捧ぐ

 

 

 

「へ捧ぐ に捧ぐ」で検索してしまった。

どうでもいいことばっかだね世の中。

過去こういう風に諦めていった甘くて緩い隙だらけの選択が、今になって腐敗して触りたくも見たくもないほどグロテスクになる。知ってたのにねえ、を何度も何度も繰り返す。

 

わたしのことを好きだと言う男に、なんやかんや回り回って種々あり、もたれかかってしまい、ぐしゃぐしゃに潰れていく様を遠目でそおっと眺めている。何度見ても壮観だね。忘れたいことほど思い出すし、二度と見たくない景色ほどしつこく現れる。

 

わたしのことを死ぬほど好きで、顔が死ぬほど好みで、中目黒に実家があって、仲のいい両親と優秀な2人の兄に愛され、親が官僚で、帰国子女で、一橋大学に現役合格して、計画的で、真面目で、その恵まれた環境を1mmも疑ったことのないあなたが憎い。憎い。どうしても憎い。

死ぬほど愛されていたって、どうせあなたも死なない。「死ぬほど好きだよ」って言ってた人たち、まだ全然生きているし、恐らく6月中1回もわたしのことを思い出さずに生きている。生きてて良かったね。そしてあなたも恐らく薄情すぎるほど健康な皆様の1人で、そんなことはじめからバレバレなのに、それでもまだ命でも捧げる忠犬のフリをするから憎い。

こんなに憎いのに敵だと思えないのは、端からボロッボロに惨敗だからで、尚更憎い。

 

はやく、わたしをショートカットにさせる男に出会いたい。この2019年に「男」とか言うのしょ~~~もないか?

でも男じゃないとダメ。失恋して、ショートカットにして、なんていう平成初期の匂い漂うムーブを取るくらいの男に出会いたい。「ショートカットのほうがすき」とか言われて短くしちゃうでもいいよ。

あなたがそうですか?違うなら、あなたは誰ですか。

生き物嫌いだし、馬なんて半径20m以内に近付きたくもないけど、白馬に乗ってるくらいわかりやすくないと気付けないよ。

せめて、この夏のうちは「好きだよ」に「知ってるよ」と返したい。

 

 

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以下、此処で雌として生きるためのプレイリスト大公開