非がなきゃたじろがない主義

何故か17℃の設定になっていたクーラーを消して、カーテンを開け、全裸になって床で寝る。ベッドに散らかる化粧品とネイルが汚く光っていて、これはこれで私なのだとか浅はかなことを思う。明日は真人間が来るから片付けようね。ともだちのどぎつい下ネタにも、中央線のヤバイおじさんにも、ドロドロの排水溝にもたじろがなくなった。それを「丸くなった」と形容する人は、わたしに東京で1人で生きていてほしくない人だね!

わたしの愛を軽く見るな

天気の子もトイストーリー4も興味がない。いつも自分がどこにいるかすら分からなくなるほどめまぐるしい生活を望んでいるのに、止まると死んでしまうのに、勝手に忙しくなれるような趣味もない。だから食べて寝て文字を書いて読んでを繰り返している。馬鹿に合わせて、義務教育さえ受けていればわかるようなわかりやすう〜い言葉で喋ることに命を削っていたのに、馬鹿な言語に慣れた自分も馬鹿になっているみたいだった。短歌を読むのは好きだけど短歌を詠むことはできない。短歌はshort musicではない。感受性の死により、音楽をすることは16歳くらいまでに積み上げた文化的資産を切り崩すことと同義になってきた。andymoriJUDY AND MARYも新譜は出さないし、ライブもしない。スパガにあみたはいないし、モーニング娘。には鞘師もれいなもいない。スマイレージのオリジナルメンバーは全員卒業したし、嵐も活動休止するし、2019年に生きる私は過去を反芻するしか生き延びる道がない。アカシックも解散する。何も残っていない。やだなぁと感じるその感情すらも否定されると、短歌にある感情に左右されて生きることになる。他人の感情がわからない。その点わたしのことを好きな人は、好きという感情がわかりやすくて良い。まっすぐに愛してくれる人にまっすぐ愛されるだけがいい。他人の運転で目的地に行こうとするわたしを心底馬鹿にして嫌うひとがいるけど、運転手の運転手はわたしなのだ、と思う。それでも嫌いなら仕方ないけど。みんなが車に乗るのと何が違うのか全くわからない。免許を取らないわたしはどこまでいけますか。

恋があたしのすべてじゃないけど

tumblrはてブの使い分けなんてほぼないように、コントラストの低い生活を送っている。大好きだったツイッターの見知らぬ女達は、結婚したり、転職したり、まるで人間みたいに振る舞っている。世界よ実体を持たないでくれ。京アニ?吉本レペゼン参議院?うるせえうるせえうるせえうるせえ修二と彰ならどっち派?とか加護ちゃん辻ちゃんならどっち派?とかそういう話をしていよう。前時代的な不在者投票に嫌になって放棄してしまったこと、お家で彼氏と投票率の話をしていたら「この空間で言ったら50%だしなあ……」と言われたこと、情けなくて全部忘れたい。他人が意思を持っているなんて、そんな個体が外には夥しい数いるなんて、恐ろしすぎてクーラーの設定温度を1度下げた。ここだけがわたしのシェルター!中学生にしては背伸びしたオレンジジュースが700円のカフェで、「あの子は雌のにおいがして品がないから無理」と1番品のない言葉でおしゃべりしていた頃に戻りたい。

やはり今日も彼氏の平気で女子供を殴りそうな顔がすき。ろくでもないから、ろくでもないことしか起こらない。顔の造形は変わらないのに藁にもすがる思いで高いスキンケアを買った。ハタチだし、駄目になったときは暴飲暴食でも高くて洗えない服を買い漁るでもなく、ていねいにスキンケアをして早めに寝るなどしたい。

なつみの日だね、なんて夢みたいなことを言っていてほしいんでしょ。ご期待に添えましょう。忘れないでいるから忘れないでくれってまだ本気で思っている。

うさぎやすぽんへ捧ぐ

 

 

 

「へ捧ぐ に捧ぐ」で検索してしまった。

どうでもいいことばっかだね世の中。

過去こういう風に諦めていった甘くて緩い隙だらけの選択が、今になって腐敗して触りたくも見たくもないほどグロテスクになる。知ってたのにねえ、を何度も何度も繰り返す。

 

わたしのことを好きだと言う男に、なんやかんや回り回って種々あり、もたれかかってしまい、ぐしゃぐしゃに潰れていく様を遠目でそおっと眺めている。何度見ても壮観だね。忘れたいことほど思い出すし、二度と見たくない景色ほどしつこく現れる。

 

わたしのことを死ぬほど好きで、顔が死ぬほど好みで、中目黒に実家があって、仲のいい両親と優秀な2人の兄に愛され、親が官僚で、帰国子女で、一橋大学に現役合格して、計画的で、真面目で、その恵まれた環境を1mmも疑ったことのないあなたが憎い。憎い。どうしても憎い。

死ぬほど愛されていたって、どうせあなたも死なない。「死ぬほど好きだよ」って言ってた人たち、まだ全然生きているし、恐らく6月中1回もわたしのことを思い出さずに生きている。生きてて良かったね。そしてあなたも恐らく薄情すぎるほど健康な皆様の1人で、そんなことはじめからバレバレなのに、それでもまだ命でも捧げる忠犬のフリをするから憎い。

こんなに憎いのに敵だと思えないのは、端からボロッボロに惨敗だからで、尚更憎い。

 

はやく、わたしをショートカットにさせる男に出会いたい。この2019年に「男」とか言うのしょ~~~もないか?

でも男じゃないとダメ。失恋して、ショートカットにして、なんていう平成初期の匂い漂うムーブを取るくらいの男に出会いたい。「ショートカットのほうがすき」とか言われて短くしちゃうでもいいよ。

あなたがそうですか?違うなら、あなたは誰ですか。

生き物嫌いだし、馬なんて半径20m以内に近付きたくもないけど、白馬に乗ってるくらいわかりやすくないと気付けないよ。

せめて、この夏のうちは「好きだよ」に「知ってるよ」と返したい。

 

 

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以下、此処で雌として生きるためのプレイリスト大公開